札幌相続相談所|札幌・札幌近郊での「遺産相続」に関するご相談に対応

代襲相続とは~相続人の修正~

相続放棄は代襲原因?

代襲原因に関して、絶対に知って欲しいことがあります。

それは、本来相続人になるはずだった者が相続放棄をしたときは、代襲相続は認められないということ。相続放棄が家庭裁判所によって受理されると、相続人ははじめから相続人ではなかったことになり、相続法上その存在はなかったことになるのです。


代襲者の要件

上述した代襲原因にあてはまる場合なら、誰でも代襲者になれるわけではありません。

被代襲者が被相続人の子である場合には、代襲相続が認められるには、代襲者は被相続人の直系卑属である必要があります。直系卑属であれば、まだ生まれていない胎児にも代襲相続が認められるのです。

ここで一つ問題があります。被相続人が普通養子である場合です。

養子は、相続の場面において実施と同じ地位にあります。

したがって、養親である被相続人が亡くなれば、養子は養親の遺産を相続します。そして、養子が養親の死亡以前に亡くなっていた場合には、養子の子は代襲相続人となります。

しかし、養子の子が、どんなときでも代襲相続人になるとは限りません。

民法第727条にその根拠があります。

民法第727条
養子と養親及びその血族との間においては、養子縁組の日から、血族間におけるのと同一の親族関係を生ずる

つまり、養子の子が代襲相続人として認められるのは、養子縁組成立後に生まれた養子の子である、ということです。

養子縁組前の養子の子、いわゆる養子の連れ子は、「被相続人の直系卑属」という要件を充たさないので、代襲相続が認められません

ただ、物事には例外がつきもので、養子が実子であり、その連れ子を代襲相続人となることを認めた裁判例が存在します(大阪高判平成元年8月10日判タ708号222頁)。

これは稀な事例ですので、あくまでも養子縁組前の養子の子は代襲相続人とはなられない、というのが原則だと覚えておくとよいでしょう

さて、これまで代襲相続人についてみてきましたが、代襲相続人も被相続人の死亡以前に亡くなっていた場合にはどうなるのでしょう。これについては「再代襲」という制度があります。


再代襲

被相続人の孫(代襲相続人)について、上述した三つの代襲原因があったときに、被相続人からみて「ひ孫」にあたる者がいるときは、代襲相続人が承継するはずであった相続分をひ孫がさらに引き継ぐことになります。これを「再代襲」といいます。

ここで注意したいのは、再代襲が認められるのは、被代襲者が被相続人の子の場面のみであり、被代襲者が兄弟姉妹の場面には適用がないということ。

したがって、被代襲者が兄弟姉妹の場合は、甥・姪までしか相続権は認められません。


代襲相続の効果

代襲相続の効果は、本来の相続人が受け取るはずであった相続分を、代襲相続人(又は再代襲相続人)が継承することです。

代襲相続人が複数人いる場合には、その頭数で均等に分配します。 

例えば、Aさんが死亡し、Aさんの妻Bさんと、Aさんの兄である甲さんの子乙、丙、丁が代襲相続したとすると、Bさんの相続分が4分の3、残りの4分の1を、甲さんの代襲相続人である乙、丙、丁の三人で等分し、乙、丙、丁の相続分はいずれも12分の1のとなるわけです。

以上のように、遺言のないときは、法定相続分に従って、相続人や代襲相続人に被相続人の財産が分配されていくということについて詳しく説明してきました。


遺言と代襲相続

では、遺言による相続の場合で、遺言で「相続させる」と定めたときにも、代襲相続が認められるかどうか、が問題となります。

これに関して、大変、重要な判決が出されました。【最三小判平成23年2月22日判時2108号52頁】です。

この事案は、被相続人には、二人の子供がいたところ、一方の子にのみ、被相続人の遺産をすべて相続させるという遺言をしておりました。そして、被相続人が死亡する前に、遺産を相続する予定であった子が死亡し、その後に被相続人が死亡した、というものです。

判旨によると、遺言の中にある「相続させる」は、通常、当該遺産を特定の推定相続人に取得させる意思を有するのにとどまり、当該推定相続人が被相続人の死亡以前に亡くなった場合に、当該推定相続人の代襲者その他の者に遺産を相続させる旨の意思を有していたとみるべき特段の事情のない限り、遺言の効力は失われて、代襲相続は認められないとされています。


札幌で相続の無料相談を受付中

札幌で相続の無料相談を受付中です。まずはお電話(011-213-0330)かお問合せフォームからお問い合わせください
※相談は面談形式で対応しております。お電話・メールでのご相談には対応しておりません。
※相談対応事項はサービスメニューにあるものに限ります。



司法書士・行政書士平成事務所について
司法書士・行政書士平成事務所について
  • 事務所ご紹介
  • 専門家ご紹介
  • 無料相談
  • 料金のご案内
  • 選ばれる理由
  • アクセス
札幌相続相談所では、相続・遺言の無料相談受付中!|TEL:011-213-0330/Eメールでのお問い合わせはこちら
札幌相続相談所では、相続・遺言の無料相談受付中!|TEL:011-213-0330/Eメールでのお問い合わせはこちら札幌相続相談所では、相続・遺言の無料相談受付中!|TEL:011-213-0330/Eメールでのお問い合わせはこちら